まゆは幼い頃に母を殺された未解決事件にまだ苦しんでいた。
アメリカで失踪した悠介の居場所はつかめない。
麻生の死期は迫る。
真鍋には時間がなかった。
そもそも麻生はなぜ無税の相続に拘るのか?
そして、まゆが何者かに誘拐された――。
人間の欲望と絶望、金と愛情、人生の意味までを、大胆かつ繊細に描ききった新世代の『罪と罰』完結!
BookLive評価★4
元弁護士・真鍋に、見知らぬ老人麻生から手紙が届く。
「二十億の資産を息子ではなく孫に相続させたい。ただし一円も納税せずに」
重態の麻生は余命わずか、息子悠介は百五十億の負債で失踪中、十六歳の孫まゆは朽ちた家に引きこもり、不審人物が跋扈する。
そのとき、かつてシベリア抑留者だった麻生に殺人疑惑が浮上した――。
謎とスリルの上巻。
BookLive評価★4
東南アジア最大のタックスヘイヴン、シンガポールのスイス系プライベートバンクから1000億円が消えた。
日本人ファンドマネージャーは転落死、バンカーは失踪!
マネーロンダリング、ODAマネー、原発輸出計画、北朝鮮の核開発、仕手株集団、暗躍する政治家とヤクザ……。
名門銀行が絶対に知られてはならない秘密とは?
そして、すべてを操る男は誰だ?
BookLive評価★4
香港在住で、もぐりのコンサルタント・工藤をある日、美しい女・麗子が訪ねる。
「五億円を日本から海外に送金し、損金として処理してほしい」
彼女の要求は、脱税の指南だった。
四ヶ月後、麗子は消えた。
五億ではなく五十億の金とともに。
すぐに工藤は東京へ。
麗子と五十億の金はどこへ?
マネーを知り尽くした著者による驚天動地の金融情報小説!
BookLive評価★4