完全警護の東京拘置所で殺傷事件被告人の連続死亡事件が勃発。
監視カメラが捉えたのは、紗崎玲奈にとって唯一無二の存在だった。
真実はどこで決着をみるのか。
死神への復讐は果たしたものの、琴葉に裏切られ虚ろな日々を送っていた玲奈が覚醒する。
「探偵の探偵」四部作、壮絶なフィナーレ。
(BookLiveより)
BookLive評価★4
正視できるか、これほどの悪を。乗り越えられるか、これほどの憎悪を! 「探偵の探偵」第3巻。
悪徳探偵を「駆除」するためにまったく手段を選ばない玲奈は、警察から24時間マークされることになる。
玲奈は監視をかわしながら、自分と家族の人生を破壊した「死神」を追い続ける。
ついに姿を現した「死神」の驚くべき正体とは。
あまりに過酷な闘いに、玲奈の心は持ちこたえられるのか?
探偵会社スマ・リサーチ"対探偵課探偵"玲奈は、ある悪徳探偵のオフィスに忍び込み、依頼人の住所をつきとめる。
その依頼人は、女性を拉致監禁していた。
監禁場所のアパートで、妹を追っていたストーカーが持っていたのと同じ様式の調査書を見つける玲奈。
あまりに似通った状況に、背後に蠢く闇のにおいを感じた玲奈は、身の危険を顧みず事件の真相へと向かっていく。
調査会社スマ・リサーチが併設する探偵学校スマPIスクールに、笑わぬ美少女・紗崎玲奈が入校する。
探偵のすべてを知りたい、しかし探偵にはなりたくない、という玲奈、なぜ彼女は探偵学校に入校したのか?
スマ・リサーチの社長・須磨康臣は、彼女の驚くべき過去をつきとめる。
須磨は玲奈の希望を鑑み「対探偵課」を設けた。
紗崎玲奈はひとり、悪徳探偵を追う"対探偵課探偵"となった。