こんばんは。(^^♪
補足を書くお約束をしたのですが、他ごとが多くて、すっかり遅くなりました。
資料どおり進めて行くと、
「P社の売上高の内¥120,000はS社に対するもの」ということで、
先ず、「売上高」と「売上原価」の相殺仕訳が必要になりますね。
1つの企業とみなすことから、同じ企業内で売った、買ったは意味がないからですね。
次に、P社からS社に販売していても、全部、外部に売れていれば良いのですが、期末に売れ残っている分が¥20,000あります。
利益率は20%であるということから、この20,000に含まれる未実現利益(実現していない利益)を控除する必要があります。
20,000×20%=4,000です。
昨日も図示したように、期末商品を4,000円減らすとともに、期末が減れば「売上原価」が増えることになるので、その仕訳をします。
借方:売上原価4,000
貸方:商品4,000
ですね。
P(親)→S(子)ということは、非支配株主の分は考慮する必要が無いですね。
期首在庫に関しては、何も触れられていないし、前期末に子会社にしたばかりなので、普通ならP社から仕入れた期首在庫はないはずですよね?
残りの仕訳ですが、ざっとは説明を書いておきますが、連結会計の基本的な仕訳なので、テキスト等で復習をしてください。
簡単な問題が手元にあったら、少し復習をしていただくと良いかと思います。
連結が出題された場合に、最低、この程度の仕訳はできないとまずいです。
私が言っていた仕訳程度というのは、この程度をイメージしていました。(;^_^A
- 投資と資本の相殺消去
資料Ⅰの仕訳です。
投資(S社株式600,000)と資本(資本金400,000と利益剰余金412,000)を取り消し、812,000×30%=243,600は、非支配株主持分へ
差額31,600は、のれんですね。
- のれんの償却
資料Ⅲの2です。
10年均等償却となっているので、問題の指示に従います。
20年以内というのが規定なので、10年なら以内なのでOKですね。
- 配当金の処理
S社が80,000配当しているので、それとP社の受取配当金(80,000×70%=56,000)を相殺するとともに、非支配株主持分(80,000×30%=24,000)の変動分も処理します。
- 当期純利益の非支配株主分の処理
S社の当期純利益が160,000なので、その30%分(48,000)を非支配株主の利益と持分に計上します。
親は70%取得なので、残り30%は非支配株主の利益になりますね。
後は、この前に書いた解説の順に集計して行けば良いですね。
まだ、疑問点が残ったら、遠慮なくお尋ねください。
明日の予定
第7回第3問
連結精算表(応用問題)です。
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