こんにちは。(^^♪
昨日は、株主資本等変動計算書は良いかな?と思って解説を加えなかったのですが、間違えられた方や、よく分からないながら解いて正解だったという方のために、補足をさせていただきます。
先ず、「株主資本等」とは、貸借対照表のどの部分かをイメージしていただくと、勘定式の貸借対照表の場合、貸方の「純資産の部」の「Ⅰ株主資本」と「Ⅱ評価・換算差額等」の部分を示すことになります。
次には、「簿記は仕訳に始まり、仕訳に終わる」のですから、理解が曖昧かもと思ったら、必ず、仕訳をしてみましょう。
資料
1.これは、そのまま、該当欄に記載するだけなので問題ないかと思います。
注意点は、千円単位で記載するということくらいですね。
2.利益処分
繰越利益剰余金 1,110,000 未払配当金 600,000
利益準備金 60,000
別途積立金 450,000
※ 資本金の1/4である4,500,000をメモすると、利益準備金は単純に1/10で良いことが分かるかと思います。
3.合併
諸資産 9,300,000 諸負債 3,000,000
資本金 6,000,000
資本準備金 1,200,000
※ 合併は時価で行うことを押さえておく。
4.その他有価証券の評価替え
前期末:
その他有価証券200,000 繰延税金負債 80,000
その他有価証券評価差額金 120,000
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当期首:
繰延税金負債 80,000 その他有価証券200,000
その他有価証券評価差額金 120,000
当期末:
その他有価証券400,000 繰延税金負債 160,000
その他有価証券評価差額金 240,000
※ 期首に再振替仕訳を行うので、期末の簿価は600,000になっていることに注意
仕訳を終えたら、純資産の部に属する科目だけを変動計算書に記載する。
(仕訳では赤字で示した部分)
純資産の部なのだから、貸方にある場合は増加、借方にある場合は減少(△)
後は、当期変動費合計は当期分だけ加算すれば良いし、当期末残高は期首残高と変動費合計を足せば良いですよね?
その他有価証券評価差額金がプラスなのかマイナスなのかを考えると、上の仕訳のように、期首の再振替で借方に120、期末の評価替えで貸方に240なので、差額の120を貸方(つまり、プラスとして)記載してやれば良いことが分かります。
ではでは、今日の予定も頑張ってください。(@^^)/~~~
今日の予定
第11回第2問
連結会計の仕訳問題です。
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