こんばんは。(^^♪
何とか昼休みに間に合ったので、アップしておきます。
今日は、高校生の子から質問があった第5回第2問の解き方例です。
この問題は、第2問としては、かなりのボリュームがあるので、30分くらいを目標に解いてみてください。
この問題は、ボリュームが多過ぎて、1ページで収まりきらなかったようで、前ページの第1問の下に3行問題文があります。
会場によっては、机が非常に狭いので、A4サイズに折り畳んだ状態でないと、場所が確保できない場合があります。
そのため、2ページ目だけ表示して、問題に取り掛かるようにしたいです。
そういった場合は、イチイチ1ページ目に目を移したりしなくても良いように、最初に問題の要点を2ページの問題の上部にでも書き写しておきます。
本問の場合は、「検収基準」「先入先出法」「売上原価対立法」がキーです。
問題には、「売上原価対立法」とは、ズバリ書いてありませんが判断できます。
次に、私の書いたような略式で良いので、X商品とY商品のT勘定を書きます。
解説は数量を先に書いてありますが、個人的には単価×数量のほうが分かりやすいので、私は図のように書きます。
時間が余ったときに見直すために、それぞれの記入の前に番号を振るか、日付を記載しておくと便利だと思います。
Y商品の返品は、私のように貸方に書いて「返」などとメモをしておいても良いし、解説のように借方に△を付けて書いても、どちらでも良いと思います。
必ず、「返」か「△」は付けておきます。
次に、解説は後からご覧になる方が分かりやすいようにの意味で、仕訳が全て書かれているのだと思いますが、仕訳はポイントだけすれば良いです。
仕訳を全部考えていたら、恐らく他でも時間が取られるので時間が足りなくなります。
私は、商品や売掛金に関する箇所は、全て、直接、元帳に書き込んでいます。
答えも徐々に埋まっていくので、仮に時間切れになっても得点が稼げます。
仕訳が完璧にできていても、解答欄が埋まっていなければアウトです。
例えば、17日の「売掛金回収」のような問題も、
割引金額を計算して~、
割引後の金額も計算して~、
科目は何だっけ?と3つの科目を考えて~、
仕訳をして~
これ、全くの無駄な作業です。
12日販売分の売掛金の回収なのですから、12日の売掛金の全額で売掛金勘定の貸方に記入するだけです。あっという間です。
日頃から、こんなような要領の良い解き方を訓練してください。
少し脱線しますが、そういうことが、将来の勤務にも影響します。
私は、倍速マシンと言われたり、特急電車と言われたりしますが、仕事は、恐らく同じ仕事をする人の倍のスピードでこなしているかと思います。
そうなると、当たり前ですが、企業のお役に立てることになりますね。(*^^*)
私生活でも、「お忙しいのにそんな時間がよくありますね~!」と言われますが、日頃からこういう要領よくこなす習慣になっていると、普通の方の半分以下の時間でできるので、みんチャレ10項目やっていても、何とかこなしていけるのです。
ちなみに、ここが一番時間が掛かります。(笑)
問題を解いて、解説を書いて、ですのでね。(;^_^A
本題に戻します。
本問は、上の画像のような感じで解いていただければ難しい問題ではありません。
ただ、私が仕訳をしているように、重要と思える部分は、メモ書きで良いので仕訳をされると良いです。
最後の「売上高」や「売上原価」の金額を求める際に、4/26の「売上割戻し」や、決算修正仕訳の「棚卸減耗損」や「商品評価損」は売上原価の内訳科目とするという部分を読み落としそうですし、これだけボリュームのある問題だと、後から読み返すのは至難の業なので、1日分を処理するごとに「商品」や「売掛金」の元帳に記入するか、記入できない日の取引は、このように下に仕訳をメモすることです。
これで、いずれは15~20分程度でできて、満点が目指せると思いますよ。
余談ですが、本問の残念なところは、「検収基準」という指示を出しながら、解答にそれを要求していないところです。
私が作問者なら、4/13か4/22は日付欄も含めて採点箇所にします。
採点箇所は、金額欄だけではなく、1行全部で良かったのに残念です。
本試験対策としては、そういった部分にも留意されると良いと思います。
そうそう!
過去問題を調べてみました。
144回の第2問で、これに似た問題が出題されていますね。
こちらは、「売上割戻引当金」勘定の残高などの解答欄もありますので、もう少し、レベルアップしているようですよ。
こちらは、検収基準ではなく、出荷基準になっていますね。
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