こんばんは。(^^♪
材木屋(って古いギャグ分かりませんよね?木が多い=気が多い)なので、あれこれやりたいことがいっぱいあって…。
明日、お休みだ~!と思ったら、\(^o^)/です。(笑)
みんチャレの簿記の方は、朝やりました、昼やりました、夜やりましたって書き込んであると、頑張っておられるなぁって感心しちゃいます。
ほ~んと、10分、20分の積み重ねでも、やるとやらないじゃ大違いなんです。
検定試験前に大慌てでしても、絶対に合格できる試験ではありません。
日頃のコツコツが実を結ぶ試験です。
実質10%台の合格率であることを忘れずに!!
8/27のブログに、9/1以降の予定表を掲載したかと思いますが、あの予定表は、殆ど毎日、商業簿記と工業簿記の基本例題を1問ずつ解くという予定にしてあります。高校生の子用に立てたものです。
さすがに、基本例題を1問ずつなら、毎日、できる量なんですよね。
高校生の子にも、「1日1問ならできるでしょう?どうしてもできない日があったら、次の日に2問やれば良いし。」と伝えたら、「やってみる」と言って、テキストを持ち帰りました。
日商簿記2級を取得しておくと、希望している専門学校の特待生みたいな感じで入学でき、授業料が安くなり、親の負担を減らせるからと考えたようですが、親に、家の心配はしなくて良いと言われて、合格したら、後は、残りの高校生活を思いっきり遊ぼう!と考え直したそうで、理由は何でも良いと本人が言っていました。
そう!理由は何でも良いんですよね。
自分には難しいかもと思える試験にチャレンジして、合格できたら、その後の自信にも繋がるし…。
ちなみに、なぜ、基本例題にしてあるかっていうと、自分の日商簿記1級の学習のときの経験を踏まえてのことなんです。
応用問題ばかりを解かせる先生、基本問題しか解かせない先生、どっちが力が着いたか?後者でした。
難問を何問も解くより、数は少なくても良いので、基本問題を着実に身に着けた方が絶対に実力がつくのです。
基本問題が確実に理解できれば、自然に応用問題が解けるようになるのです。
インスタで、過去問を何回か解いて、点数が上がってきたと書かれていた方を何名かお見掛けしましたが、同じ問題を何回か解けば、前より点数が上がるのは当たり前で、それは、理解しているのとは少し違って問題を覚えているからなんです。
じゃあ、違う問題が出たらどうなの?って感じです。
もちろん、1回目でかなりの点数が取れる方なら、繰り返して、間違えないようにすることは重要です。
1回目の段階で50点も取れないようなら、基本に戻ったほうが良いです。
過去問を何回も繰り返す時間があったら、先ずは、テキストに戻ってしっかり基本を身に着けることです。その方が、間違いなく伸びるのです。
とまあ、最初に違うお話になってしまいましたが…。(;^_^A
そのみんチャレで、標準原価計算のご質問をいただいたので、問題を作りました。
既存の問題を滅茶苦茶アレンジして、辻褄が合うように苦労しました。
先ず、標準原価計算と言えば、実際原価との差異分析がテーマですが、製造間接費の差異分析の方法は固定予算と公式法変動予算の2通りが出題されます。
ただ、固定予算は簡単なので滅多に出題されず、公式法変動予算で分析させた後に、では、固定予算で分析したらどうなるか?みたいな感じが多いです。
ということで、公式法変動予算の図の描き方をしっかり押さえましょう。
以下の図は、標準原価計算の差異分析に用いる図です。
直接材料費や直接労務費は良いかと思いますが、製造間接費の図が重要ですね。
製造間接費の分析に用いる図は、シュラッター図というようですが、シュラッターという名前の方が二人で原価計算の書物に、この図を著されたので、正式には、シュラッター・シュラッター図というようです。
これは、雑学なので覚える必要はありません。(;^_^A
図の描き方は、次のような感じです。
1.X軸とY軸を描きます。
2.横に1本線を引きます。変動費と固定費を分ける線です。
3.変動費も固定費も、0の地点から100の地点に向けて図のように右上がりと右下がりの斜め線を引きます。
4.その後、縦に3本、線を引きます。
真ん中の実際額の線は、金額に関わらず、一番高い位置まで伸ばします。
5.縦の線を引いた位置に、標準、実際、基準(または予定、予算など)の数値を入れます。
殆どの問題が、製造間接費の配賦は直接作業時間に寄るとなっているので、大抵は、ここに直接作業時間を記入することになります。
高校では、左から、標準、実際、基準の頭を取って、「ヒ・ジ・キ」と教えられているようです。
ただ、基準という言葉ではなく、予算とか予定などと書かれている場合もあるので、「キがな~い!」など、言葉に惑わされないようにしてください。
6.最後に、実際額の縦線上に、図のように、上から順にヨ・ノ・ソとメモをします。予算差異、能率差異、操業度差異の頭文字です。
能率差異は、この図のように変動費と固定費の両方から分析する場合と、変動費のみで分析しなさいという場合があるので、問題の指示に従います。
変動費のみで能率差異を求める場合は、当然ながら、本来の固定費部分の能率差異と操業度差異を合計したものを操業度差異とします。
製造間接費総差異と言われたら、標準配賦額と実際額の差額になります。
つまり、各差異の合計額になります。
先ずは、今夜は、ここまでにしますので、この図が描けるようにしてください。
明日は、作成した問題を掲載してみます。
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