こんばんは。(^^♪
今日は、標準原価計算を4問解いてもらって、理解できたようです。
公式法変動予算による差異分析など、拒否反応が生じていたようで、これは、分からないからダメとか言っていましたが、図を描いて説明して、自分でも図を描けるように練習してもらったら、最後のほうは結構ノッテル感じでした。(笑)
明日は、直接原価計算を説明する予定です。
これで、夏休みが終わるようなので、日商簿記2級の学習もしばらくお休みです。
本当は、週末ごとに通ってくると良いんですけどね。
男の子は、病気になってしまったようで、学習ができず気の毒です。
健康のありがたみを感じないといけないですね。
直接原価計算は、本問のように、殆ど「損益分岐点」の分析が主な内容になります。
この問題は、一番、基本的な問題です。
損益分岐点は、言葉のとおり、損でも益でもない分かれ目で、日商簿記初級にも出題されるほど、企業にとって、非常に重要な内容になります。
Y=aXという収益線(売上高)と
Y=aX+bという費用線が交わる点を求めます。
上図の場合、1個1,000円の製品が16,000個売れたときの、変動費が9,600,000円(1個当たり600円)、固定費が4,700,000円であることを示しています。
損益分岐点の地点をXとすると、
収益線は、Y=1,000X
費用線は、Y=600X+4,700,000
となり、これを解きます。
400X=4,700,000となり、Xは11,750個と求まります。
つまり、11,750個販売すれば、損でも益でもないということになります。
その場合の売上高は、Y=1,000×11,750=11,750,000円となります。
次期の目標営業利益4,000,000円を達成するためには、何個販売すれば良いか?
利益は、固定費に加算して計算します。
Y=1,000X
Y=600X+4,700,000+4,000,000
を解くことになります。
400X=8,700,000で21,750個と求まります。
来期は、21,750個販売すれば、目標の4,000,000円の利益が得られる訳です。
最後は、次期の販売価格を20%値下げするとして、当期と同額の営業利益を達成するには、何個販売すれば良いか?という問題になります。
販売価格を20%値下げするのですが、1個の売価は800円になります。
当期の営業利益は、16,000,000-(9,600,000+4,700,000)=1,700,000です。
後は、これまでと同じように連立方程式を解きます。
Y=800X
Y=600X+4,700,000+1,700,000
200X=6,400,000
X=32,000個と求まります。
先ずは、この基本的な問題が理解できるようにしてください。
第8回や第6回は、その応用的な内容になりますね。
11月に受験予定の方、引き続き、頑張ってください。
工業簿記は、直接原価計算ができるようになれば、後は何とかなると思います。
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