簿記初級(5)の解答及び解説(実務の話題も含む)

こんばんは。(^▽^)/

今日は、頑張って、「現金預金」の章の部分を作成しました。

ただ、まだ、問題が考えてないので、明日に回しますね。

 

 

(5)の仕訳問題の解答が未掲載でしたので、今夜はその掲載にします。

問題も、再掲したほうが分かるかと思いますので、再掲させていただきます。

 

解説

ここまでは、現金が増えたり減ったりする仕訳にしてみました。

 

(1)は、最初、戸惑われる方が多い部分ですが、店舗と自分を切り離して考える必要がありますので、お店の金庫に300万円を入れて、それを元手に事業を始めたと考えます。

金庫の中には「現金」という資産が増えます。→資産の増加は借方

理由は元入れしたからで、純資産が増えます。→純資産の増加は貸方

 

(2)は良いですね。

「普通預金」という資産が増え、「現金」という資産が減ります。

 

(3)実務的なお話を少し見てみましょう。

学習上は、パソコンと記載されたら「備品」で処理しますが、実務では、中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例というのがありまして、詳細はリンク先でご覧ください。

簡単に言ってしまうと、中小企業の場合は、30万円未満のパソコンを購入しても「備品(資産)」として処理しなくても、「消耗品費」などの費用の科目で処理しちゃってもいいですよ~!ということなんですね。

企業にとっては、早い時期に費用にした方が税金面でお得なので、当然、30万円未満のパソコンを購入したら、「消耗品費」などの費用で処理します。

 

更に、実務的に知っておく必要があるのが、「一式」という言葉にあるように、例えば、デスクトップパソコンを購入して、本体は25万円だった、ディスプレイは10万円だったという場合ですが、別々に計上すれば、両方とも30万円未満で費用で処理しても良いの?ってことになりますが、これはダメなんですね。

本体とディスプレイで35万円ということで、「備品」で処理する必要があります。

パソコン教室の先生も雑学としてしっておかれると、生徒さんとの会話の際にお役に立つことがあるかも知れません。(*^^*)

 

(4)(5)は大丈夫でしょうか?

 

(6)の切手に関して、またまた、実務的なお話です。

切手を100枚などのシート単位で購入していたとして、決算時に、未使用の切手がある場合は、本来は「貯蔵品」などの科目に振り替えて、その分、「通信費」という費用を減らしておかないといけない(実は、以前の会計のテキストにはこれらも掲載していた)のですが、簿記は「企業会計原則」というものに則って処理されるのですが、その中に「重要性の原則」というものがありまして、金額が些少だとか量が少ないなど、重要性の乏しい場合は、簡便な処理をしても良いですよ~と書かれているんですね。

 

学習上は、決算時に80円切手20枚が未使用で残っていたら、「貯蔵品」に振り替える必要があるのですが、実務では、まあ、20枚くらいスルーしちゃっても良いですよ~。費用のままで放っておいても、大目にみましょうってことなんです。

 

(7)(8)は良いですね。

 

(9)「雑費」で処理しましたが、これは学習上の簿記のお話で、実務では、仮に従業員が飲むためのコーヒーなら「福利厚生費」とか「会議費」でも良いし、お客様に出すためのコーヒーなら「交際費」でも良いです。

使うと無くなるものだから、ということで「消耗品費」でも構いません。

 

従業員もお客様も飲むし、従業員用、お客様用とかあれこれ分けるのは面倒だぁとかいう場合は、「雑費」で処理しておいて問題ないのです。

実は、実務簿記はこんな風に勘定科目についてはアバウトなのです。

 

(10)学習上は「支払家賃」を使うことが多いですが、実務で使用する会計ソフトは「地代家賃」のようになっている場合が多いです。

 

と長くなってしまいましたので、今夜はここまでにさせていただきます。

妹から、ピロピロとラインが入るし…。(笑)

 

 

 

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