こんにちは。(^^♪
網羅型の第9回です。
第2問:商品売買に関する取引
第3問:連結会計(B/S・P/L)
第4問:部門別個別原価計算
第5問:直接原価計算
第2問の商品売買が面倒ですね。(;^_^A
解説はボックスで説明が書いてありましたが、私は、先入先出法でも移動平均法でも対応できるように、商品有高帳形式でメモをしました。
ここで活躍する電卓機能は、やはり、「GT(グランドトータル)」ですね。
例として、4/22の売上原価を計算する場合ですが、
まず、「AC(オールクリアー)」でそれまでのデータを消去する。
その後は、1,920×400=、1,980×100=、1,500×500=・・・と5個分の計算をして、最後に「GT」を押すと、5つの合計が求まるので活用したいですね。
それと、特に気を付けたのは、最後に売上高と売上原価を答えさせる問題もあるので、「売上割戻」は、後から「売上高」から引かないかんよ~とか、「棚卸減耗損」や「商品評価損」は売上原価に加算しないかんよ~ということで、メモをしておきました。
第3問の連結会計の仕訳はグチャグチャで見づらいので解説を見ていただいたほうが良いですよね。
アップストリームが含まれているので注意が必要ですね。
第4問の部門別個別原価計算は、簡単なので、特記することはないかな?
第5問の直接原価計算は、苦手意識がある方が多いと思います。
お嬢さん方は如何でしょうか?
例によって、解説とは違う解き方をしてみますね。
(1)変動費率
これは、解説が要らないくらいですね。
売上高1,000に対して、変動費が700ですから、暗算でも70%と分かりますね。
(2)貢献利益
(3)営業利益
この2つは、簡単なP/L(右側の用紙の一番上)を書けば、すぐに分かります。
項目なんて書かなくても良いので、金額だけ書き込んでみると良いですね。
(4)損益分岐点売上高
収益線1,000(売上単価)×X個
費用線700(変動費率)×X個+3,000,000(固定費)
この収益線と費用線が交わるところが損益分岐点なので
1,000X=700X+3,000,000
を解くと、Xは10,000個と求まります。
そこから、1,000円×10,000個で10,000,000円と求まります。
(5)販売量
既に上で出していますが、10,000個です。
(6)安全余裕率
(基準となる売上高15,000,000-損益分岐点の売上高10,000,000)/基準となる売上高ということで、5,000,000÷15,000,000=0.33…→34%
(7)目標営業利益を当期の1.5倍にした場合の販売量
例によって、利益分を固定費に加算して、解きます。
1,000X=700X+3,000,000+1,500,000×1.5
300X=5,250,000
X=17,500個
上記の目標利益を達成するために原価の引き下げのみで調整
(8)変動費で調整
(9)固定費で調整
売上15,000,000-営業利益2,250,000=12,750,000
現在、変動費10,500,000+固定費3,000,000で13,500,000なので、750,000円引き下げないといけないことになる。
どちらで調整しても同じなので、(8)と(9)は同じになる。
(10)販売量を変えずに、販売単価の引き上げのみで調整
変動費10,500,000+固定費3,000,000+目標利益2,250,000=15,750,000
販売量を変えないということで、15,750,000÷15,000個=1,050円の単価にすれば良いことになる。
こんな風に、損益分岐点分析は、実務でも非常に役に立ちます。
是非、マスターしましょう。
営業担当者の方は、こういう会議、結構あるようですよ。(^^♪
雑談(経営者と損益分岐点分析)
経営者の方も、こういうことが分かれば、私が普段から言っている価格の引き下げは安易にしてはいけないということが、ご理解いただけるかと思います。
損益分岐点分析ができない方が、価格をいじるのは、非常に危険なのです。
小規模事業者が価格競争に走ってはいけません。
価格競争に負けたところ(つまり、体力=資金力がないところ)が、淘汰されていくのです。
そうならないように、小規模事業者が価格をいじるときは、本当に慎重にしないといけないのです。
競争じゃなくてもね。(;^_^A
〇〇Payなども、初期投資に莫大な費用が掛かっているので、軒並み赤字だそうですが、そのとき、体力がないところは、吸収合併されるしか仕方なくなるのです。
Origamiは、キャッシュレスのハシリ(?)とお聞きしていましたが残念ですね。
LINEグループ内でも書かせていただいたのですが、私なら、安易な授業料の値下げはせずに、意外性のあるプレゼントをして喜んでいただけるようにしますね。
値下げの根拠が明確であれば問題ないのですが、価格を下げたから継続率が高まるなんてことはないと思うのです。
それに、値下げされても、その時は嬉しいかも知れないですが、それに慣れきったら、感動もないですよね。
値下げができる余裕があるなら、最初からある程度値下げをした価格にするか、それが微妙(将来的な不安要素があるかも知れない)なら、たまに、プレゼント企画をしたほうが感動に繋がると思いますね~。
うちは、収支トントンに設定しているので値下げはできないのですが、幸い20数年間運営してきた体力がそれなりにあるので、それを取り崩せばできるからと、ときどき、楽しんでいただけるような企画をしています。
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