いよいよ、連結も最終段階に入ってきた感じです。
P.335の設例22-3の手形取引ですが、手形の授受直後の段階なら「受取手形」と「支払手形」を相殺しておけば良いのですが、一方が受け取った手形を既に割引に付していたような場合、次のような仕訳をしているはずです。
現金預金 ××× 受取手形 ×××
手形売却損 ×××
ということで、期日前でも「受取手形」勘定は無くしています。
振り出した側は、決済日までは「支払手形」勘定が残っています。
この場合の相殺消去はどういう仕訳になるか?ってことですね。
模擬問題か過去問題で見かけたことがあり、これを学習していない状態でしたが、理屈から考えると「短期借入金」かなぁ?と思って、そのように処理してみたのですが、それで正解でした。
3級で学習した「手形借入金」と同じような意味合いになりますね。
(借方)支払手形 (貸方)短期借入金
となりますね。
次にP.338~340のSupplementですが、途中の説明を読んでいたら、逆に訳が分からなくなりました(まあ、本当は分かるには分かった)が、最後の結論を見れば、「(・∀・)ウン!!、そういう仕訳をするでしょう!?」って納得が行くので、個人的には、途中の説明はないほうが良いように感じました。(;^_^A
売掛金の内15,000円は内部の取引分なんだから、貸倒引当金の設定を取り消す必要がある。
15,000×2%で300の「貸倒引当金」をなくす
(借方)貸倒引当金 300
貸方は、10,000分は前期に設定しているはずの分なんだから、10,000×2%は「利益剰余金」を調整する
5,000分は当期分ということで「貸倒引当金繰入」をなくす
(貸方)利益剰余金期首 200
貸倒引当金繰入 100
これが、先ず、内部取引に関する貸倒引当金の消去で
次に非支配株主分(20%)を考慮する必要があるから、
前期分は、利益剰余金で調整するということで
利益剰余金期首 40 非支配株主持分期首 40
今期分は非支配株主の当期利益で調整するということで
非支配株主利益 20 非支配株主持分当期 20
なお、上は、科目を省略して書いていますが、正確には次のようになります。
利益剰余金期首→「利益剰余金当期首残高」
非支配株主利益→「非支配株主に帰属する当期純利益」
非支配株主持分期首→「非支配株主持分当期首残高」
非支配株主持分当期→「非支配株主持分当期変動額」
本日は、量が少ないですが、次に進むと、量が多すぎてしまうので、ここまでの予定です。(;^_^A
解答用紙は、特にありません。
コメントをお書きください