この単元は、差異分析になりますね。
直接材料費差異と直接労務費差異は、ボックスを書いて、内側に標準、外側に実際の数値を書き込みます。
計算は、内側-外側になります。
価格と数量、賃率と時間の、それぞれ、どちらを縦軸に取るか横軸に取るかを混乱しそうな方は、価格は上がる(↑)というような覚え方をして、縦軸に材料費の価格や、労務費の賃率を書くようにします。
本試験レベルの問題(P.218)は、実際単価が割り切れませんが、外側のボックスの実際金額が15,761,700円と分かっており、内側のボックスの標準金額は8,000×1,800=14,400,000円と分かります。
更に、数量差異は400×(36,000-35,000)=400,000と求められますので、差額で価格差異が求まりますね。
標準と実際の差額は、14,400,000-15,761,700=1,361,700(不利差異)ですが、
数量差異が有利差異であることから、価格差異は1,361,700+400,000=1,761,700と求まります。
本試験は、結構、こういう割り切れない問題が出題されることも多いように思います、そんな場合は、こんな感じで分かっている金額から拾い出して行くことになります。
製造間接費差異の分析は、公式法変動予算ですね。
こちらが、ほとんどだと思いますが、一応、固定予算も押さえておく必要はありますね。
図の描き方は、分かるかと思うので、覚え方としては、公式法変動予算は、上から、予算差異、能率差異、操業度差異となり、「ヨ・ノ・ソ」と覚えます。
公式法変動予算の場合は、能率差異が変動費からと固定費から分析できるので、真ん中が「ノ」だった~!みたいな覚え方で良いと思います。
固定予算は、上から、予算差異、操業度差異、能率差異で「ヨ・ソ・ノ」と覚えます。
こういった分析の仕方は、図を描いて求めるので、どこに何を書くというのは覚える必要がありますが、借方差異は不利差異、貸方差異は有利差異と丸暗記していると、ふと逆に書いてしまうといけないので、借方に差異が出るということは、実際のほうが多かったのだから企業にとって不利になる、みたいな理屈で考えるようにしておくと、間違えないと思います。
こちらは、基本例題40と本試験レベル問題6の解答用紙を作成しました。
よかったら、ご利用ください。
予定より、かなり早く進んでいるので、今日、練習問題集(合格トレーニング)を注文しておきました。
本来はテキストとセットで求めたほうが良いのでしょうが、忘れた頃にやるのも良いかな?と思っています。
ご存知かも知れませんが、TACの書籍は、会員登録をすると、1割引きで購入できます。
その代わり、Amazonと違って、休日を挟むと、次の平日しか発送してもらえないので、到着が遅くなることを覚悟して、少し早めに発注したほうが良いです。
以前、土日月と3連休だった時があって、金曜日に発注したものが水曜日着で焦りました。
Amazonなら金曜日に発注すれば土曜日に届きますからね。
キャンセルして、Amazonに注文し直したかったけど、一旦、注文したものはキャンセルできないので困った経験があります。
何事も、早めの対応が重要ですね。(;^_^A
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