09 無形固定資産と研究開発費
この単元では、昔と比べて新たに増えたのが「ソフトウェア」、「ソフトウェア償却」、「ソフトウェア除却損」かと思います。
他に、「研究開発費」も新しい科目です。
いずれも仕訳自体は難しくないですね。
ここは、簡単な精算表記入1問のみなので、解答用紙は不要かも知れませんが、一応、アップします。
10 引当金
昔、学習された方用ですが、ここでは、「退職給与引当金繰入」が「退職給付費用」に変わっています。
他には、以前は「製品保証引当金」でしたが、「商品保証引当金」が登場しています。
「製品」と「商品」の違いは、自社が製造した品か、他から購入した品かの違いかと思いますので、商業簿記的には、「商品保証引当金」のほうが、実務的にも多く発生しそうです。
他に、「役員賞与引当金」も新しいかと思います。
役員賞与って利益処分のイメージが強いので、経費に算入できないイメージがあったのですが、販一で計上しておいて良いのかぁ?って感じです。
私は、役員なので賞与もらっていないのですが、私も賞与もらっていいのかな?(;^_^A
ということで、脱線して検索してみたら、「商法(私はこの段階での学習者→古ぅ!)」から「会社法」に変わった段階で、登場してきたようですが、法人税法第34条1項(2)により、役員の職務につき所定の時期に確定額を支給する旨の定めに基づいて支給する給与で、納税地の所轄税務署長にその定めの内容に関する必要な届け出をしているものを事前確定届出給与というようで、あらかじめ、税務署に届け出が必要なようですね。
認められれば、損金算入できるようです。
ふ~ん!って実務にも役立つじゃん!
とまあ、時には、こんな風に脱線して、幅を拡げてみてください。
要は、うん?と疑問に感じたら、すぐにググってみたりすると、知識の幅が拡がりますね。
私も、1級を学習している頃は、公認会計士の問題まで手を出して、かなり脱線勉強もしました。(笑)
学生さんで、例えば、〇級を取得しないと成績に影響するという場合は別ですが、社会人の方で、必要に迫られているわけではないけど、自己啓発のために学習をされている方は、合格すれば良いという考えではなく、100%その試験の内容を理解しよう!という気持ちで取り組まれると、全然、その後が変わってくるかと思います。
私自身も、趣味(自己啓発?)の1つで日商簿記1級にチャレンジしましたが、当時は、何が出ても分からないことはない。と言えるほど学習しましたので、その後の自分に生きてきました。
専門学校の講師になって欲しいとお声を掛けていただき、そこから、自分の第2の人生が始まった?みたいな感じです。
要は、資格の数が増えていくことに満足するのではなく、各資格の内容を100%理解するという目標で学習されることに意義があると思うのです。
また、脱線してすみません。(;^_^A
テキストに戻します。
P.149のSupplementに、将来の退職給付に備えて、社外の組織に厚生年金基金などの掛け金を支払った場合の処理として、将来、会社が直接支払わなければならない金額を減らすため、ということで、次のような仕訳が掲載されています。
こんな問題は出題されないかも知れませんが、ちょっと、どの科目で処理するんだろう?と迷いそうなので、余力があれば、覚えておくのも良いかもです。
(借方)退職給与引当金 ×××
この単元も仕訳自体は難しくないですね。
同じく、ここも、簡単な精算表記入1問のみなので、解答用紙は不要かも知れませんが、一応、アップします。
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