日商簿記2級-工簿(直接原価計算2)

こんばんは。(^▽^)/

月初は、経理事務で非常に多忙を極めていまして、今日は朝から23時過ぎまでお仕事をしていたので、さすがに疲れました。(;^_^A

 

ということで、今夜の学習は、少しだけにします。

 

直接原価計算の2ということで、損益分岐点分析などがメインになりますね。

 

ここは、公式で説明してあるテキストが多いのですが、私は、昔の2級を学習していた頃から、自分なりに図を描いて、方程式を立てて考えるようにしていました。

方程式と言っても、せいぜい中1レベル程度だと思いますので、少しも難しくありません。

当時は、それで、どんな問題を解いても正解だったので、自分の図は間違っていないんだと勝手に納得していました。(笑)

 

後から見ると、中小企業診断士関連の書籍などに同じような図が描かれていたのを見つけて、「オ~!同じような図があるじゃん!」と妙に感動しました。

やっぱり、理にかなっていたんだと…。(^^)v

 

では、P.233の設例21-2で考えてみます。

先ずは、下手な絵を描いてみます。

本問は、単価などが表示されていて親切ですが、本番の問題に近い形に直すなら、与えられるデータは、次のような感じになると思います。

予想売上高:200,000円(500個)

変動費:60,000円

固定費:42,000円

 

これを見たら、X軸に数量をY軸に金額を入れます。

500個の時点での売上高は200,000円なので傾き400円のY=400Xというグラフになります。

固定費は、個数が0でも500でも42,000円掛かるので、真っすぐに線を引きます。

変動費は、500個の時点で60,000円なので、固定費の42,000のところから傾き120円のグラフを描きます。

つまり、Y=120X+42,000

(参考までに中小企業診断士のテキストは、固定費と変動費が上下逆に書いてあっただけで理屈は同じです)

 

こういう図を描くと、

収益線のY=400Xと、費用線のY=120X+42,000が交わるところが損益分岐点と分かります。

ということで、

Y=400X

Y=120X+42,000

の連立方程式を解けば良いと分かります。

400X=120X+42,000

となるので、

400X-120X=42,000

280X=42,000

X=150と求められます。

 

つまり、150個売れば、損にも益にもならないわけです。

念のために計算をしてみると、

収益は400×150=60,000

費用は120×150+42,000=60,000

ということで、収益と費用が一致するので、損でも益でもないですね。

 

これで、(1)の損益分岐点の売上高は60,000円、販売量は150個と答えが出せます。

次に、(2)ですが、これは、目標営業利益を140,000円にしたいということなので、固定費に加算します。

ということで、

400X=120X+42,000+140,000

となり、

280X=182,000

X=650と求まります。

目標営業利益を140,000円にしたい場合は、販売数量は650個、売上高は260,000円となります。

 

次に、(3)ですが、目標営業率45%を達成するための売上高と販売量ということで、同様に固定費に目標営業利益を加算します。

営業利益率というのは、売上高に対する営業利益の割合なので、売上高に率を掛ければ求まります。

400X=120X+42,000+400X×0.45

400X-120X-400X×0.45=42,000

100X=42,000

X=420

販売量は420個で売上高は168,00円と求まります。

 

最後に、(4)ですが、安全余裕率を求めなさいということで、これは、「安全余裕率」という用語を知っていないと解けない問題になりますね。(;^_^A

押さえていなかった方は、この機会におさえておきましょう。

これは、現在の売上が損益分岐点の売上と比べてどれくらい余裕があるかを調べるものになります。

次の算式で簡単に求まります。

(200,000-60,000)÷200,000=0.7

 

となります。

これは、結構、本試験レベルの問題かと思いますが、上の図が描けて、方程式が解ければ、とても簡単な問題に感じられるかも知れません。

 

工業簿記の中では、比較的この損益分岐点分析のあたりが学生も得手不得手が分かれた記憶があるので、苦手意識を持たずに、簡単!簡単!と思って解いてみてくださいね。(^_-)-☆

 

今日の分の解答用紙は、ありません。

今夜は、勝手にここまでにします。(めっちゃ疲れたのだ~!)

 

 

 

 

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