こんばんは。(^^♪
上の図は、製品勘定の固定費部分だけを示していると考えてください。
貸方の売上原価へ流れる数字の下のカッコ書きは売上総利益だと思ってください。
本来は、固定製造原価だけで構成されるわけじゃないのですが、分かりやすくするために、変動製造原価は無視しています。
また、販売費及び一般管理費に関しても、理解しやすくするために仮に0とすれば、売上総利益=営業利益です。
- 期首や期末の在庫がない場合
両方とも同じ売上原価になりますよね?
当然、売上総利益(営業利益)も同じになります。
- 期首がなくて、期末がある場合
直接原価計算は、投入分を全額当期の費用(売上原価)として処理するのだから、期末在庫分だけ全部原価計算より売上原価が高くなります。
言い直せば、売上総利益が低くなります。
全部原価計算の営業利益1,320,000
+期首0
-期末720,000
=直接原価計算の営業利益600,000
- 期首も期末もある場合
直接原価計算は、全部原価計算より期首在庫分だけ売上原価が低くなり、期末在庫分だけ売上原価が高くなります。
全部原価計算の営業利益1,580,000
+期首720,000
-期末1,200,000
=直接原価計算の営業利益1,100,000
なかなか、説明がしづらいのですが、仕掛品や製品のボックスを描くのはお得意だと思うので、図のようなボックスから両者の関係が見えないでしょうか?
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