網羅型第11回第1問(仕訳)

解説の前に情報収集で気になる点について

こんにちは。(^^♪

 

昨日のみんチャレの投稿で、一部、気になったことがあるので、先にお伝えしておきます。自分で30個程度確認したら、5個くらい気になりました。

例えば、「仮払金」を「流動資産」の部に記載するなどです。(×

 

 

ネット上の情報は(自分自身の記事も含めて)、間違いがある場合もあるし、情報が古い場合もあるので、最新情報は日商のサイト(ここの最新情報)で得られるのが一番です。

 

昨日の返品調整引当金などに関わって来る内容についても、結局、今期中は従来どおりでという結論が報告されていますね。

 

Google等で情報検索される場合も、キーワードを入力して、[Enter]を押して検索をされたら、その後、更に、絞込みを行います。

「ツール」をクリックして、「期間指定なし」の部分を「1ヶ月以内」「1年以内」などに設定して調べられると良いです。

 

例えば、「日商簿記2級使用勘定科目」で検索を掛けると、1番にヒットするのは、2016年の情報です。

 

これでは、古すぎるので、「ツール」→「期間指定」と進む訳です。

こちらで、最新の指定科目(許容科目)がダウンロードできますね。

 

 

まあ、仮払金の例は、情報が古いというよりは、内容が間違っているということで、B/Sに載せちゃいけないということは、3級の学習時に既にお分かりかとは思います。 

資産だけなら間違いではないですね。(*^^*)

 

ちなみに、みんチャレ内にも書かせていただきましたが、資産か負債かなどのグループで迷った場合、問題の指定勘定科目を見ると、 大抵の場合、資産から順に並んでいますので、それを参考にされると良いと思います。

でも、意地悪くバラバラの回もありますので、一概には言えないですよ。(;^_^A

 

前回の例だと、

「当座預金」~「不渡手形」までが資産

 ※ただし、建物減価償却累計額は資産の評価勘定(マイナス勘定)と言い、

  増えたら貸方、減ったら借方です。

「支払手形」~「繰延税金負債」までが負債

「資本金」~「その他資本剰余金」までが純資産

「売上」~「仕入割引」までが収益

「仕入」~「火災損失」までが費用

 

それ以降は、どのグループにも属しません。

「法人税、住民税…」と「法人税等・・・」はP/L末尾に記載することはお分かりだと思います。

「未決算」は、「仮払金」同様に、そのままの科目では、B/Sには載せません。

 

こんな風に、大抵の回は、とても親切に科目が並んでくれているので、それを知っていれば、迷った時にも探すときにも、役に立ちます。

「仕入割引」も頭に「仕入」が付くため、学生も費用と勘違いしがちでしたが、仕入代金を割り引いてもらえるのだから、収益です。

 

第11回第1問

問題集の解説に書かれているような内容は、省略して、今日は、少しずつ関連問題を出してみます。

 

1.収益・費用の認識基準

特に問題ないかな?と思います。

  • 「役務収益」及び「役務原価」は、損益計算書の何の部に記載しますか?
  • 「仕掛品」は、どの財務諸表の何の部に記載しますか?

 

2.有形固定資産(売却)

営業外受取手形は、もう、慣れてこられたと思うので、これも問題ないですね。

有価証券とか固定資産に関わってきたら、営業外ですね。

  • 1番の「役務収益」を手形で受け取ったとしたら、科目は何になりますか?

 

3.有形固定資産(除却)

売却ではないので、借方の除却損を売却損にしないようにしてください。

貯蔵品と除却損はセットで登場して来ますね。 

  • 「固定資産除却損」は、どの部に記載しますか?

 

4.引当金

引当金の残高が、支払った退職金よりかなり多いのは、退職したのは1従業員であり、引当金は全従業員のために積み立てているからです。

  • 引当金の残高が少なかったら、借方には何が発生しますか?
  • 「退職給付引当金」は、どの部に記載しますか?

 

 

5.費用の資産計上

読んだだけずつ仕訳をして行けば簡単な問題ですね。

 

  • 6ヶ月分ではなく2年分を支払っていたとしたら、1年を超える部分は、どの科目でどの部に記載しますか?

 

第12回第1問

第11回同様に、関連問題を出してみます。

 

1.有形固定資産(割賦購入)

これも、営業外手形ですね。

利息分は、取得時に「前払費用」で処理している。と書かれているので、取得時の仕訳をイメージするか、メモすれば間違えないですね。

 

2.事務所の賃借契約

「敷金」の科目を迷われたかもしれませんが、指定科目を順に見て行くと見つかりますね。(*^^*)

 

「差入保証金」も前述の気になったカードの1枚ですが、一般的には「流動資産」ではなく、「固定資産」の「投資その他の資産」の部に記載します。

短期契約ならワンイヤールール適用で流動資産ですが、一般的ではないです。

短期かどうかは家賃の何ヶ月分の数字で見るのではありません。

事務所を賃借するのに1年以内に事業を止める予定で借りる人はそういないのではないかと思うので、一般的ではないということです。

 

※ Quizletは、学習中の方が、ご自分の学習のために作られる場合が多いので、信頼できる方かどうかを見極めてから利用させていただきましょう。

30個中5個変なのを見つけたので、無駄だと思って、それ以降は見ていません。

「これで正しいのでしょうか?」とお尋ねいただければお答えできます。

 

 

3.無形固定資産(償却)

これも、問題ないですね。

  • 自社利用目的の「ソフトウェア償却」は、どの部に記載しますか?

これも、カードに表す場合、単純に「ソフトウェア償却」は〇〇の部とは言い切れません。カードにあったのかどうかは、確認していません。(;^_^A

 

 

4.手形

不渡手形は、確か、前回出題されたんでしたね?

さすがに、次回は出題されないでしょう。

掛かった費用は、当然、全額相手に請求できるので、全て「不渡手形」に含めれば良いですよね?

簿記って、そういう意味では面白くって、相手が支払えなくなったのに、どうして、利息や手数料をこっちが負担しないといけないの?当然、請求できるでしょ!って考えると、自然に答えも導き出せますよ。(^^)v

 

 

 

5.未決算

前回、この前段階の未決算が出題されましたね。

「火災損失」を計上する問題が多いですが、本問のように簿価よりも高い保険金を受け取れる場合もあります。

その場合は、解答のように「保険差益」を用います。

  • 「保険差益」は、何の部に記載しますか? 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    チー (日曜日, 20 12月 2020 23:49)

    工簿の予定を次のとおりにさせていただきます。
    個別に解く間は、関連性のあるもの同士まとめた方が良いので、
    第6回第4問→第3回第4問にします。
    もし、みんチャレチームは満員で入れなかったけど、こちらを利用して、同じ進度で学習しているという方は、よろしくお願いします。m(__)m