こんばんは。(^^♪
今日は滅多に雪が降らない当地も雪で、寒いです。
今日からは、また、自分のペースで順に1問ずつ解いて行ってみます。
先ず、標準原価計算の記帳には、パーシャルプランとシングルプランがあります。
パーシャルプランは、仕掛品勘定の借方を実際額、貸方を標準額で記載します。
シングルプランは、仕掛品勘定の借方も貸方も標準額で記載します。
次に、標準原価計算で重要なことは差異分析になります。
上から考えてみると、パーシャルプランの場合は、貸方を標準額で記載するため、差異は、仕掛品勘定で把握します。
それに対して、シングルプランは、仕掛品勘定の借方に記載する段階から標準額のため、各費目(材料費・労務費・経費)で差異を把握します。
先ずは、この点について、しっかり頭を整理しておきましょう。
どっちがどっちと迷ったら、シングルはスッキリしているので両方とも標準、みたいな感じで覚えておかれては如何でしょうか?(;^_^A
【設問1】
誤ってパーシャルプランで仕掛品勘定を記入したとあるので、上のことから、借方が実際額であるということを認識します。
これをシングルプランで書き直せということですから、借方の金額から差異分を控除した額にして行けば良いですよね?
仕掛品勘定の貸方は標準額で記載されるということは、月末仕掛品も標準額です。
言い直せば、翌月の月初仕掛品も標準額です。
ということは、月初も月末も、パーシャルプランだろうがシングルプランだろうが標準額になるということが分かるかと思います。
これさえ分かっていれば、設問1は、あっという間に出来上がりますね。(^^♪
【設問2】
個数が分かればすぐですね。
最初の資料で製品1個あたりの標準製造原価が64,000と分かります。
ということは、70,400,000÷64,000=1,100個と分かります。
その半分を販売するのだから、後は簡単ですね。
(111,000-64,000)×550=25,850,000
【設問3】
次の分析図を描けば簡単に解けます。
図の数値の入れ方ですが、単価と数量を縦軸に取るか横軸に取るか迷ったら、金額は上がる↑(縦軸)と、覚えておきましょう。
計算は必ず、下(標準)-上(実際)、内(標準)-外(実際)で行います。
標準単価は、最初の資料の原価表で分かります。
実際単価は、問題に指示があります。
標準数量は、設問1で求めた投入金額18,000,000を単価で割れば分かります。
実際数量は、設問1の借方が実際額なので19,360,000を単価で割ればOK!
後は、それぞれ、縦×横で面積を求めれば金額が求まります。
マイナスになったら、不利だから借方差異です。
プラスになったら、有利だから貸方差異です。
なぜ、借方か貸方かが分からなかったら、仕訳をしてみましょう。
「簿記は仕訳に始まり、・・・」えっ!?くどいって???(;^_^A
仕掛品 18,000,000 材 料 19,360,000
価格差異 1,760,000 数量差異 400,000
ちゃあんと、価格差異は借方に、数量差異は貸方に書くと、貸借一致しますよね?
【設問4】
材料費の差異分析と同様に行います。
図や説明は、省略するので、ご自分で描いて考えてみてください。
【設問5】
製造間接費の差異分析は、公式法変動予算と固定予算があります。
頻繁に出題されるのは、本問のように公式法変動予算です。
固定予算は、変動費も固定費とみなして分析する手法です。
また、出てきたら見てみましょう。
図は、省略するので、解説を参照してください。
描き方の手順だけ書いておきます。
- 先ず、X軸とY軸を取ります。
- 次に、固定費線(X軸と平行な線)を描きます。
- 固定費線とY軸が交わる位置から右上と右下に向かって斜線を描きます。
- 上の斜線の傾きに変動費率を書きます。
- 下の斜線の傾きに固定比率を書きます。
-
Y軸と平行に3本の縦線を引きます。
真ん中の線は、金額に関わらず、一番長くします。
X軸の左から順に、標準、実際、予定(基準)の時間を書きます。 - 一番長い線の先に実際額を書きます。
- 右側の縦線と固定線までの間に固定費総額を書きます。
- 標準と実際の長さの差を示す部分に横線を引きます。(変動費分/固定費分)
- 後は計算になりますが、材料費などと同様に、下-上、内-外で求めます。
差異は、上から順にヨ・ノ・ソと覚えます。
予算差異、能率差異(変動費と固定費)、操業度差異の略です。
問題の指示で分かっている数字を書き込んで行きます。
すみませんが、ちょっと遅くなったので、今日はここまでにします。
アップ前にみんチャレを覗いたら、昨日の解説を読んで、次の回の仕訳をされたら、満点が取れたと書かれていました。
まだ、解説を書いていない回です。(*^^*)
その方は、いつもブログをしっかり読んでくださって、着実に力を付けておられるのが感じられます。
力を付けて行こうと思われたら、是非、ブログの記述と一緒に手を動かしてくださいね。(^^♪
読むだけでは力は付いて行きません。
高校生の子に教えるときも、同時に手を動かしてもらうようにしています。
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