網羅型第4回第1問

第1回から第3回は初級レベルで、第4回から第9回までが標準レベルだそうですが、一気に難しくなって来ましたね。

 

間違っていた方も、自信を無くさずに、まだまだ、日はあるんだとテキストを見直して、1つずつ苦手個所を克服して行きましょう。

 

  1. 株主配当
    その他資本剰余金と利益剰余金を取り崩して、配当を行うんですよね?
    資本金と資本準備金の合計の1/4には全然届かないので、その基準はパス。
    でも、その他資本剰余金を取り崩した場合に積み立てるのは資本準備金で、利益剰余金を取り崩した場合に積み立てるのは利益準備金なんですよね。
    今の段階で、この問題が引っ掛からずにできた方は、凄すぎるかも…。
    ちなみに、この理解は、株主資本等変動計算書の作成にも繋がるので、間違えた方は、是非、利益処分の復習をされてください。
  2. 連結会計
    連結は、第3問などで出題されなくても、こんな風に仕訳に出されることもありますね。(;^_^A
    1つ目の仕訳はお分かりかと思います。
    その後の考え方ですが、「固定資産売却益」という収益を取り消した。
    それは、子会社の収益だった。
    子会社には、親会社以外の株主(25%の非支配株主)もいる。
    となると、収益の取消をすると同時に、その他の株主の利益分も取り消させてもらう訳ですね。
    高校生の子は、「アップ・ストリームとかダウン・ストリームとか訳わからん!」と言っていたので、「そんな用語は難しかったら、覚えなくても良いから、子会社の損益に関わることだったら、子会社には、その他の株主(非支配株主)もいるから、その人たちの分も考えなきゃいけないということで、その仕訳も必要だって覚えておけば良いよ。」と言いました。
  3. 商品保証引当金
    これは、簡単すぎましたか?
    私は、簡単過ぎるので、怪しいと思って、「前期の販売商品じゃなくて当期じゃないだろうなぁ」と、再度、問題を読み直しました。(笑)
  4. 税効果会計
    前期末の仕訳をイメージするか、メモするかすれば、その逆仕訳をするだけですね。
    高校生の子が、税効果会計の学習時に、「繰延税金資産か繰延税金負債か、どっちにするのか、分からん!」と言っていたので、「借方に発生すれば資産だから繰延税金資産、貸方に発生すれば負債だから繰延税金負債と覚えておけば良いよ」と言いました。
    この説明でスッキリしたようで、それ以降は間違えなくなりました。

    もう1つ、「何でこれだけ、貸方が2つになるの?」→税効果会計のお話
    (その他有価証券/有価証券評価差額金・繰延税金負債のこと)
    と聞かれたので、「これは、その他有価証券評価差額金があるでしょう?」と言ったら、たったその一言で「そっかぁ!」と納得していました。
    減価償却や貸倒引当金などの「繰延税金資産/法人税等調整額」などの仕訳と混乱していたようです。
  5. 為替換算
    これに関しては、問題の解説は良いとして、Quizletにまとめたものをこの機会に覚えていただくと良いので、カードを貼り付けます。
    それって、どこにあるの?という方は、ここです。 
    決算時に、これらの外貨資産や負債があったとして、換算替えが必要かどうかってことですね。

 



 

 

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