網羅型第3回第4問

この問題は、工業簿記の基本の基本を押さえるために、とても良問ですね。

T勘定や勘定の流れは、問題集の解説に書いてあるので、少し簡単にまとめたものをアップさせていただきます。

小さくて見づらかったら、クリックしていただくと拡大するように設定しておきました。

 

直接材料に該当する2つ直接経費に該当する2つだけは、絶対に押さえてくださいね。

 

間接費のほうは、材料の棚卸減耗費を材料の間接費と勘違いする場合があるので、気を付けると良いですね。

 

「法定福利費」と「福利厚生費」を混同した質問をネットで見かけたことがあるので、これも、気を付けていただくと良いですね。

法定福利費は、お給料から預かる社会保険料をイメージしていただけば、ああ、労務費かぁ?と分かりますね。

福利厚生費は、工場従業員の慰安のためや従業員寮・社宅などの補助金などを指すので、経費です。

 

直接工の段取り時間は、恐らく出題されないとは思いますが、手待ち時間は、結構、よく見かけますので、押さえておきましょう。 

 

要は、何も作業をしないで、例えば、材料の到着などを待っている時間です。

それは、工員の責任ではないので賃金は支払われますよね。

間接賃金に該当します。

 

賃率と作業時間が表示されていて、直接作業時間、間接作業時間、手待ち時間などと書かれていたら、手待ち時間分は間接作業時間分と合算して、「製造間接費」として処理するということです。

 

 

 

 

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