こんにちは。(^^♪
第156回日商簿記検定2級の難易度が高くて、再挑戦という方も多いようです。
本当は、11月でみんチャレチームも閉じる予定でしたが、結果が分かるまでと思って開けておいたら、新しい方が入られたので、2月まで頑張ってみようかと思いつつあります。
身体ならしのため、1日30分程度ずつ書いてみようかと…。
再挑戦の方用に、その問題さえ解ければ良いという考え方から外れて、少し、応用的な内容を追加して行こうと考えています。
理解があいまいな箇所があったら、これを機に確実にしてください。
【第1回第1問】
(1)1年基準
1年基準(ワンイヤールール)は、ご存知のように貸借対照表日(決算日)の翌日から1年以内に期限が到来するものを流動資産(流動負債)として、1年を超えるものを固定資産(固定負債)とする基準です。
(2)〇〇引当金
前期分に対して設定してあった分は引当金を取り崩し、当期分に対する分は、当期の費用(または収益の取消)として処理する。
この場合は、売上割戻しなので「売上」を取り消す。
前回の試験で、「仕入割戻し」と「仕入割引」を間違えられた方があるようですが、そもそも、「仕入割引」とは、支払期限前に支払うことにより、代金を割り引いてもらえるもので、利息的な意味合い(←ここ重要)があります。
その間、預金していたら、多少は利息が付くだろうという感じですね。
それに対して、割り戻しは、たくさん買っていただいたので、少しお値引きしましょうというような、値引き的な意味合いがあります。
(3)本店集中計算制度
支店の仕訳は、簡単にイメージできると思うので、慣れるまでは支店の仕訳をメモすると良いです。
(静岡支店)本 店/現 金
(岐阜支店)買掛金/本 店
これを見ると、分かるように、静岡支店は借方に「本店」があるので、本店に対して、債権があることになります。
言い直せば、本店は、静岡支店に債務があることになります。
また、岐阜支店は貸方に「本店」があるので、本店に対して、債務があることになります。
言い直せば、本店は、岐阜支店に債権があることになります。
これをまとめれば、
本店の仕訳は、岐阜支店/静岡支店となることが分かります。
貸借逆仕訳をしてしまう人は、それぞれの債権と債務の関係が理解できていないことになるので、その部分を確認しましょう。
(4)ファイナンスリース
<リース時の仕訳>
リース資産 9,600 / リース債務 9,600
<本日の仕訳>
リース債務 1,920 / 普通預金 2,000
支払利息 80
利子込法の処理、オペレーティングリースの処理も、併せて復習しておきましょう。
(5)手形の割引
表に名前が書かれた手形でも、裏書された(裏に名前が書かれた)手形でも処理は同じですね。
ここまでの仕訳で登場する科目を、財務諸表に表すとすると、どの財務諸表のどの部になんという科目で表示するかを次の表に書き込んでみてください。
こういったことに慣れておくと、いろんな意味のミス防止にも繋がります。
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