153回をあてる直前予想第2予想

昨日、高校生の子にやってもらった問題です。

2時間測ってやってもらう予定でしたが、1時間10分弱で終わっていました。

瞬発力がある子なので、問題を解くスピードが速い!!

 

第1問(仕訳問題)

1.売上原価対立法(出荷基準)→簡単な問題です。

 

2.消費税の処理

仮払消費税と仮受消費税の額が記載されているので引っ掛かりやすい問題です。

「税込方式」によっているという記述があるので、借方は?(      )

 

3.長期利殖目的の社債を手形を振り出して購入

一見簡単そうですが、貸方は?(        )

 

4.買掛金の支払い(割引あり)→簡単な問題です。

 

5.利益処分(会社法で定める利益準備金の額が理解できているか?)

(     )と(     )の合計額が、(      )の(   )に達するまで

 

第2問(本支店会計-本店集中計算制度)

問1:仕訳3問

問2:減価償却費勘定の記入

問3:改定償却率と保証率が絡む各期の減価償却費の計算

200%定率法、生産高比例法

網羅型第8回とほぼ同じ問題でしたが、なかなか、良い問題かな?と思います。

 

第3問(連結-100%子会社)

問1:損益計算書の作成

主だった修正項目をピックアップすると、

  • 土地の売却による手形の受取と手形の割引の未記帳(問2に影響)
  • 商品売買の内部取引あり、期末商品に内部利益あり(問2に影響)
  • 減価償却-概算計上しているよくあるパターン
  • 満期保有目的債券-償却原価法
  • 法人税、住民税及び事業税計上-税効果会計
  • 税効果会計の一時差異

 

問2:連結修正・消去仕訳

  • 商品売買の相殺消去
  • 商品売買に係る未実現利益の消去
  • 土地の売買に係る未実現利益の消去
  • 土地売買時の手形取引の相殺消去(手形売却損も)

特に、4つ目の仕訳分かりますかねぇ?

(        )/(         )

(        )/(         )

 

これも、良い問題ですね。

 

連結は苦手意識を持たれている方が多いと思いますが、ある程度、完璧に理解できた方は別として、そうでない方については、個人的には連結に関しては、部分点狙いにした方が良いと思います。

この時期まで来てしまったら、連結を理解するために費やす時間を他の問題を解く時間に費やしたほうが良いかと。

 

本問は、そういう意味でも、修正消去の仕訳をやらせるだけで、とても良い問題ではないかと感じました。

正直、連結精算表とか作らせても、あまりやらせる意味を感じられないので…。

 

先日、連結に関する問題の質問を受けていたので、その説明をする前に、この問題にチャレンジしてもらう形になったため、手が出なかったようですが、網羅型の第7回の第3問で、この程度は狙おう!的な部分について書いてみたいと思います。

 

第4問(費目別計算/差異分析含む)

製造原価報告書と損益計算書を作成する問題ですが、直接作成するわけではなく、解答欄は、「イ」から「ヌ」までの記号に該当する欄の金額書く形です。

例として、「イ」には直接材料費の金額を書くのですが、材料に関する資料は、主要材料、買入部品、補助材料、工場消耗品があり、主要材料からは減耗が生じています。

それぞれ、月初や月末棚卸があるので、消費額を求めて「主要材料」と「買入部品」の合計消費額を書くことになります。

 

 

棚卸減耗費も原価に算入するようにの指示があるのですが、どこに入れたら良いか分かりますか?(      )

 

各費目の基礎が理解できているかを見る良い問題です。

 

差異分析が少し応用っぽい感じですが、予算差異と操業度差異ということで、公式法変動予算ではなく、固定予算の図を描けば、簡単に解けます。

固定予算を久しくブログで書いてなかったような気もするので、後ほど、ザクっと、この部分だけ図入りで解説をしておきます。

 

第5問(組別総合原価計算)

X組は平均法、Y組は先入先出法です。

X組の直接材料の内、一部は終点投入ということで、月末仕掛品の計算時に除外して計算しなきゃいけないことが分かるか?

組間接費が配賦前で、配賦後のその他加工費と直接労務費を使って加工費のボックスを描くことが分かるか?

減損の度外視法の処理が分かるか?

 

第2問、第3問、第4問については、このまま、本試験でも良いのでは?と思うほど、個人的には問題が気に入りました。

これは「153回をあてる」でしたが、次回は、この第5問は出なさそうですね。

第1問は、引っ掛からなければ、簡単な問題ばかりだったと思います。

 

 

固定予算の図を描いて差異分析を行う

解説が手元に残っていないので、どんな解き方がしてあるか分かりませんが、固定予算の分析図は、上のようになります。

それぞれ、各金額の求め方を確認してみます。

 

製造間接費の実際額

  • 補助材料:72,000+729,000+105,000=696,000
  • 工場消耗品:51,000
  • 間接工賃金:966,000-48,000+54,000=972,000
  • 減価償却費:21,600,000÷12=1,800,000
  • 水道光熱費:798,000(測定額)
  • 棚卸減耗費:6,000(主要材料分)
  • 合計:4,323,000

 

固定予算の分析図に入れる数値の計算

  • 予定配賦率:54,000,000÷7,200=7,500
  • 予定機械運転時間:7,200÷12=600
  • 実際機械運転時間:580
  • 予定配賦額:750×600=4,500,000

以上の数字を図に当てはめると、ヨ(予算差異)とソ(操業度差異)が求まる。

予算差異:4,500,000-4,323,000=(有)177,000

操業度差異:7,500×580-4,500,000=(不)150,000

 

昨夜、2時間49分しか眠れなかったので、ちょっと仮眠しま~す。(;^_^A

 

 

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