日商簿記2級(TAC網羅型問題集第4回第2問)

こんばんは。(^^♪

高校生の子から、質問の連絡が入ったので、やってみました。

一応、10分間測ってみたら、かなり時間が余りましたので、目標は20分で解いてみてください。

 

実際に私が解いてみた画面を撮影してみましたが、分かりますでしょうか?

下手な字でごめんなさい。(;^_^A

 

この問題の場合、要求している問1と問2に先に目を通します。

 

問1は銀行勘定調整表を作成しなさいですが、仕訳不要の場合は、借方科目欄に仕訳なしと記入する指示があるので、その部分に〇を付します。

 

問2は、「現金預金」の金額を求めなさいという指示があるので、記憶にとどめます。

 

次に、順に、整理して行きます。

 

[資料1]は、現金勘定で処理するものです。

(3)の郵便切手と収入印紙だけが違うので、それ以外のものの金額に〇を付して、すぐに合計額を求めてメモをしておきます。(問2に必要と分かる)

ご存知のように、郵便切手は「通信費」、収入印紙は「租税公課」ですね。

資産として計上しておくなら、一般的には「貯蔵品」です。

 

[資料2]は、共に定期預金ですが、1年以内に満期が到来する「定期預金」と、1年を超えて満期が到来する「長期性預金」を判断させる問題です。

貸付金や借入金もそうですが、期間が出てきたら、長短を判断させる問題だと、とっさに理解しましょう。

 

(2)は満期日が決算日の翌日から起算して1年超なので「長期性預金」です。

貸借対照表に表示する場合、流動資産の「現金預金」ではなく、固定資産投資その他の資産の部に「長期性預金」として表示することになります。

そのため、(1)の金額にだけ〇を付しておきます。

 

このように、日頃からどんな問題でも、この科目は貸借対照表や損益計算書のどの部分に記載するのかということを意識していることが重要です。

 

[資料3]は、私がメモしたようなT勘定を必ず作成しましょう。

「当」は当社、「B」はBANKの頭文字のつもりです。

 

これで、両者の残高が一致すれば、処理が正しかったことの確認ができるし、当社の正しい当座預金残高も自動的に求められます。

 

なお、金額を書くだけではなく、必ず、番号もメモしましょう。

1,250,000で一致することが確認できたので、これが正しい当座預金残高です。

 

ここまでできたら、解答欄を埋めて行きます。

 

問1の銀行勘定調整表の加算項目や減算項目の内容ですが、例えば、「時間外預入」などのように記載しても良いのですが、本問の場合、その箇所の記載の仕方には何の指示もありません。

言い直せば、採点箇所にはしないよということを暗に言っているようなものです。

 

採点委員も何年か経験しましたので分かるのですが、ここは、受験者によって、解答がバラバラになると思われます。

 

余談ですが、簿記の大家:可児島教授にもお会いできて光栄でした。

非常に優しい先生で、受験者に好意的に採点して差し上げてくださいとおっしゃっておられました。(*^^*)

 

本題に戻ります。

例えば、先頭の「時間外預入」は、「じかんがいよにゅう」と読みますが、受験者が「じかんがいあずけいれ」と覚えていて(決して間違いではない)、「時間外預入れ」とか「時間外預け入れ」と書く場合も出て来ます。

そうすると、採点時に、非常に混乱を来たす訳です。

採点者の主観が入ってもまずいですしね。(;^_^A

 

ということで、本問のように指示がない場合は、採点箇所にはならないと判断しても問題ないでしょう。

じゃあ、最も簡単に書くのは、となると、私のように番号だけです。(笑) 

 

このメモさえあれば、銀行勘定調整表に記載する場合も、銀行残高からスタートするので、「B」のT勘定の借方は加算項目に記載すれば良いし、貸方は減算項目に記載すれば良いことがすぐに分かります。

当社の場合は逆、借方は減算項目に記載して、貸方は加算項目に記載します。

そうして、最後に、修正前の当社の残高と一致すれば完成です。

 

こうやって解くと簡単でしょう?

時間も10分以内に解けるようになりますよ。

 

問2は、資料1でメモした金額、資料2で〇を付した金額、そして、資料3のT勘定の一致額を合計すればOKということですね。 

 

解き方のコツを知ってしまえば、「な~んだ!簡単だ~!」ってなるでしょう?(*^^*)

 

 

ちなみに、これによく似た問題は第146回に出題されています。

146回の場合は、[  ]内は、番号を書くようにとの指示があります。

そのため、私のような解答でOKということになります。

今後も、出題されるとしても、こういった感じじゃないかと思います。

 

「未渡小切手」とか「未取付小切手」などは、用語の1つとして成り立っていますので、そういった部分だけ書かせるということも考えられます。

3級と違って2級の場合は、採点時に、模範解答どおりでないとダメと言われることが多いので、「未渡小切手」を「未渡し小切手」と書いても×になる可能性もあります。 

 

 

他には、第5回と第7回の第2問の質問が来ているので、また、明日以降に、解いておきますね。

 

まだ、何だか頭がのぼせる感じがするので、今夜も早寝します。

と言っても、昨日も寝付けたのは2時過ぎでした。

 

 

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