日商簿記2級(工業簿記)9-9(個別原価計算2)

こんにちは。(^^♪

今日は、昨日と同じ個別原価計算の少し応用版になりますね。

 

昨日同様に、略式の原価計算表を作成します。

ただし、本試験の場合は、この表をわざわざ描くのではなく、問題に書き込んで行けば良いので、昨日と行列が逆になりますが、問題に合わせて作成します。

 

製造間接費は直接作業時間を基準にして配賦しているとあるので、配賦率2,500を上にメモして、後は、順に掛けた金額を書き込んで行けば良いですね。

2,500××120=

100=

25=

150=

110=

で、求められると思います。

 

次に、No.501は4月中に完成しているとあるので、月初製品になります。

また、No.502の4月分は、月初仕掛品ということがわかります。

 

そこで、当月分と分けるために、途中で横線(今回は点線)を引いておきます。

 

直接材料費のNo.504が「?」になっていますが、右の材料のT勘定を書いてやれば、当月消費1,275,000からNo.502の5月分とNo.503を引いてやれば求められますね。

ちなみに、表内の合計欄は5月だけの合計にしています。

 

これにより、解答欄の総勘定元帳の分かる欄から記入して行きましょう。

  • 仕掛品月初有高:No.502の4月分の合計606,500
  • 仕掛品の当月製造費用(直接材料費):5月の合計1,275,000
  • 仕掛品の当月製造費用(直接労務費):5月の合計342,000
  • 仕掛品の当月製造費用(製造間接費):5月の合計712,500
  • 仕掛品の当月完成高:5月に完成したNo.502とNo.503の合計です。
    もちろん、No.502は4月分も忘れずに足します。1,819,500
  • 仕掛品の月末有高:No.504の合計1,116,500

こんな風に、個別原価計算は、原価計算表によって、指図書ナンバーごとに、仕掛品か完成品か、完成して未販売かが把握できるんですね。

 

  • 製品の借方/月初有高:No.501の合計684,000
  • 製品の借方/当月完成高:当然仕掛品の貸方の完成高と同じ1,819,500
  • 製品の貸方/売上原価:引渡をしたNo.501とNo.502の合計1,504,500
  • 製品の貸方/月末有高:完成はしているけど未渡しのNo.503の合計999,000

という感じで、作成できると思います。

これも、本試験なら、第4問か第5問の20点問題ですね。

 

 

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