簿記初級(10)商品売買(2)

こんばんは。(^▽^)/

コロナウイルスで暗い情報が流れ飛ぶ中、生徒様のお一人が、学校がお休みで親御さんの勤務のため、行く場所がない子たちのためにボランティアをされている様子が、生徒さんとのライングループに送られてきて、ホッコリしました。

パステルアートを指導されているのが、生徒さんです。

私もパステルアートを教えていただいた先生でもあります。(*^^*)

 

 

さて、今日は、商品売買の(2)を掲載させていただきます。

 

先ずは、「諸掛り」と言われるものの処理です。

購入時の諸掛りと販売時の諸掛りがあります。

 

仕入時の諸掛りは、仕入れ代金に加算して処理します。

弊社の例で恐縮ですが、仮にテキスト18,000円を購入してくださって、送料が748円(配送も代行してくださる印刷会社様からの請求金額のままです)掛かった場合、購入してくださったお教室様は、仕入を18,748円で処理することになります。

(借方)仕入 18,748となるわけですね。

 

これは、「企業会計原則」というものに、購入時に掛かった諸費用は、購入したものの代価に加算しなさいよ~と書かれているからなんですね。

 

それに対して、販売時の処理は2通りに分かれます

その諸掛り(運賃等)を購入者側が負担するか、販売者側が負担するかで変わってくるんですね。

 

またまた、弊社の例で恐縮ですが、一番説明がしやすいのでご了承ください。

お教室様が、購入時の例のように18,000円購入してくださって、748円の送料がかかった場合、これは、購入されるお教室様に負担いただいていますので、販売者側(弊社)は、得意先(お教室様)負担ということで、「売掛金」などに含めて処理をすることになります。

ただし、得意先負担の場合は、初級では出題されないようです。

3級では出題されると思いますが、一般的に「売掛金」か「立替金」を用います。

 

もう1つのパターンを、同じく弊社の例で見てみます。

弊社の場合、20,000円以上お買い上げのお教室様には、748円の送料をサービスということにして、弊社が負担させていただいています。

いわゆる、当方負担になりますね。

その場合、学習上は「発送費」などの費用の科目で処理することになります。

「発送費」が指定科目になくて、「支払運賃」などがあれば、それで良いです。

実務では、会計ソフトに「荷造運賃」という費用の科目があるので、それを用います。

 

続いて、比較的最近の出題に加えられたのが「クレジット売掛金」という科目です。

「売掛金」という資産と同じですが、クレジットによる売買が多くなってきたため、このような科目が使われるようになったものと思われます。

 

またまた、弊社の例で恐縮ですが、弊社も売上の90~95%は、クレジット販売ですが、通常の掛売りはしていませんので、「クレジット売掛金」ではなく、「売掛金」で処理しています。

手数料を取られるのは同じなので、ただ単に科目を「売掛金」にするか、「クレジット売掛金」にするかの違いだけですね。

 

実務では、どちらでも自由に使えば良いですが、学習上(検定対策)は、クレジット払いと書かれていたら、「クレジット売掛金」を使いましょう。

 

 

商品売買の範囲全体で問題を10問作ってみました。

明日、解答と解説を書かせていただきますので、よかったらチャレンジしてみてください。(*^^*)

 

 

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