総合原価計算の4は「工程別総合原価計算」です。
第1工程が終わったものを第2工程に回して、引き続き、加工するという感じです。
学生に話していた例では、パン工場で、材料を混ぜて練って白いパンの状態にまでするのが第1工程と仮定して、第2工程は、それを揚げたり焼いたりするみたいな話をしていました。
白いパンのままでも販売されることがあり、「半製品」といいますとかね。
月末仕掛品や完成品原価の計算は、2級の場合、「累加法」しか出題されないようなので、累加法だけ押さえておけば良いですね。
要は、第1工程から連続して計算をして行けば良い形ですね。
第1工程でいう材料費は、第2工程の場合、「前工程費」になりますね。
ただし、例えば、最終地点で使用する材料などもありますので、材料費が別途出てくる場合もあります。
最終地点で使用する材料というのは、例えば、パンで言うなら、袋詰めにする袋などですね。
これは、一般的には第2工程の完成品にしか使用されないことになりますよね。
月末仕掛品と完成品の計算は、「平均法」と「先入先出法」なので、「単純総合原価計算」と同じですね。
ボックスさえ正しく描ければ、特に問題はないかと思われます。
この単元の解答用紙をアップしておきます。
基本例題32になります。
コメントをお書きください