日商簿記2級-商簿(有形固定資産)・工簿(個別原価計算・部門別個別原価計算)

商業簿記(有形固定資産)

今夜は、ヤフオクを狙いながらだったので、できた問題量が、やや少ないと思います。

問題7-5から7-8まで終わりました。

 

問題7-5の(2)は、当期の減価償却費(12ヶ月分)の計上をするのかどうか迷いそうですが、前期まで適正に行われてきたという表現から当期の計上はまだと解釈して、1年分の減価償却費を計上する必要があります。

 

問題7-6は、「保険金の請求をしていたところ」という文言から「未決算」の処理はしてあると見なして、貸方は「未決算」にする必要があります。

 

問題7-8の精算表は、「国庫補助金受贈益」や「その他有価証券評価差額金」、「固定資産圧縮損」などを、それぞれ、貸借対照表か損益計算書の何れに記載するかをキチンと把握しておく必要があります。

更には、貸借対照表の何の部に記載するとかまで押さえておかないと、区分式の貸借対照表などを作成するときに困りますね。

  • 国庫補助金受贈益→特別利益
  • その他有価証券評価差額金→純資産の部の評価・換算差額等
  • 固定資産圧縮損→特別損失

 

一応、私はノーミスでしたが、如何でしょうか?

 

この時期で、既に過去問にチャレンジしておられる方もあるようですが、過去問を何回か解いてパターンを覚えても確実な実力は身に付かないので、急がば回れでこの単元別の問題集を完璧にされたほうが得点は伸びると思います。

 

 

工業簿記(個別原価計算・部門別個別原価計算)

問題9-10から9-1210-1から10-4までできました。

 

インスタに差異分析が苦手と書かれていた方がありましたが、お嬢さん方は如何でしょうか?

後で、きれいに図を描いて説明を付けてみますね。

 

問題9-12は、補修指図書の発行ですね。

#101-1は、最終的に0にしましたか?

 

問題9-13の仕訳の(2)と(3)は何をやっているか分かりましたか?

(1)補修指図書に集計する仕訳です。

   補修のための仕掛品が120,000となりました。

(2)は、その補修指図書の120,000を仕掛品勘定から仕損費勘定に振り替えている仕訳です。

(3)は、仕損費に振り替えた120,000を本来の指図書に振り替えるという仕訳になります。

 

問題9-12と照らし合わせると分かりやすいのですが、

(1)は、問題9-12なら105,000まで集計する仕訳

(2)は、その集計した105,000を#101-1からなくす仕訳

(3)は、(2)で無くした105,000を#101に付け替える仕訳

ということになります。

 

(2)仕損費/仕掛品

(3)仕掛品/仕損費

と答えだけを見ると、何これ?状態かも知れませんが、(2)の仕掛品は、問題9-12で言うなら、#101-1の分であり、(3)の仕掛品は、問題9-12で言うなら、#101の分ということになりますね。

 

問題10-1以降の部門費配賦表は、特に難しいことはないかと思います。

ただ、しつこいですが、電卓の「××」の出番なので、これは、しっかり活用しましょう。

 

問題10-4相互配賦法が初めて出てきましたが、第1段階は、自分の部門以外の部門に配賦します。

問題には親切に「―」表示があるので、分かりやすいですが、仮に、これがなくても、自分の部門以外に配賦するということを押さえておきましょう。

 

第2段階は、これまで同様に直接配賦になりますので、補助部門に配賦した金額を製造部門に直接配賦すればOKということになりますね。(^^)v

 

差異分析の説明

P.47の問題9-10の解き方例です。

 

図は、上のような感じで描きます。

数字を順に見ていきます。

丸付き数字は文字化けしますので、(1)が丸1だと思ってください。

1.年間予算データ

(1)年間基準操業 15,000時間という資料から、12で割って1,250を求めます。

  これを右側の縦線(基準値)の下にメモします。

(2)公式法変動予算による年間製造間接費予算

  年間固定費が4,500,000円とあるので、12で割って375,000を求め、固定費の部分にメモします。

  これにより、375,000÷1,250=300→1時間当たりの固定費の配賦率が300円と求まります。

  固定費の配賦率の部分に300とメモします。

  変動費率は200円/時間と与えられているので、そのまま、変動費の部分に200とメモします。

 

2.当月実際データ

(1)実際機械稼働時間 1,160時間とあるので、真ん中(この場合は左側)の

   縦線(実際)の下部に1,160とメモします。

(2)製造間接費実際発生額 619,000円とあるので、真ん中(この場合は左側)の

   縦線の上部に619,000とメモします。

   実際額が、金額の大小に関わらず、必ず、一番高い位置に取っておきます。

 

差異分析ですが、公式法変動予算の場合は、上から順にヨ・ノ・ソと覚えます。

予算差異、能率差異、操業度差異ということです。

今回は、標準時間がないため、能率差異は発生しません。

そのため、上の部分に「ヨ」、下の部分に「ソ」とメモしておきます。

 

これで、図が完成しました。

 

後は、順に問題に従って解いていきます。

 

製造間接費の予定配賦額

(200+300)×1,160=580,000と求まります。

 

製造間接費配賦差異

予定配賦額580,000と実際額619,000の差額ですので、580,000-619,000=(-)39,000と求まります。

借方差異(不利差異)か、貸方差異(有利差異)ですが、

実際のほうが、予定より多くかかってしまった場合は、企業にとっては不利ですよね?

なので、不利差異ということになります。

 

更には、仕訳をイメージすると、

予定配賦額:仕掛品580,000/製造間接費580,000

実 際 額:製造間接費619,000/材・労・経619,000

更に、製造間接費配賦差異39,000/製造間接費39,000

とするはずなので、

今回のように、実際額のほうが多い場合は、借方に差異が出ますよね?

ということで、実際額のほうが高くなってしまった場合、企業にとって不利であり、その場合は、借方に差異が出るということが分かるかと思います。

 

 

 

予算差異

「ヨ」とメモしたすぐ下の地点は、200×1,160+375,000=607,000と求まります。

計算をする場合は、必ず、下側から上側を引きますので、

607,000-619,000=(-)12,000が予算差異と求まります。

実際のほうが多かったので、不利ですね。

 

操業度差異

「ソ」とメモした部分の金額です。

300×(1,160-1,250)=(-)27,000と求まります。

必ず、内側から外側を引きます。

これも、―だから不利差異ですが、基準操業度が1,250時間だったのに対し、1,160時間しか稼働できなかったわけなので、会社にとっては不利ということが分かりますね。

 

能率差異が加わった場合も、同様の考え方をしますが、また、図を描いて、説明を書いてみますね。(^_-)-☆

 

もし、お嬢さん方も、これで分からないようだったら、遠慮なく聞いてくださいね。

「コメント」と書かれたボタンをクリックすると、コメントが書き込めるようになりますよ。

 

ではでは、遅くなったので、お風呂へ行って来ま~す。(@^^)/~~~

お互いに頑張りましょう。\(^o^)/

是非、2級に合格して、卒業してくださいね。 

 

 

 

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